さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

達人とファンタジー

先日の柳龍拳問題ですが。
僕はじつはかなりショックだったというか、「やっぱりこんな結果になったよwww」と試合が終わった後にしたり顔で言う連中に対し逆ギレして泣きながら殴りかかりたい。なんでそんなロマンないこと言うの。

そんなところに甲野“ナンバ歩き”善紀先生がドキュメント映画になるというのを知った。
http://www.uplink.co.jp/kouno/

予告映像、めちゃめちゃ面白そう。
http://www.uplink.co.jp/kouno/trailer.php
映像1分目ぐらいの膝歩きでグルグル回る絵はかわいい。無駄にポップな音楽と合いすぎてて夢に出そうだ。

まあ実戦で通用するかって言われたら別かもしれないけど。柳龍拳のイリュージョンを半笑いで見る人間を「なんだこりゃ」と言わせる説得力がある映像だと思う。そして僕は世の中にまだファンタジーが残っていたことが分かってホっとしたのです。あと植松直哉さんを映画館で見れるって趣があるよね。
ていうか甲野先生って本やDVDをたくさん出してますけど
映像見る限りでは教わった人全員が「??」ってなってるのは本の売り上げ的に大丈夫なんでしょうか。

ファンタジー溢れる古武道の話が好きならこの本もおすすめ。

板垣恵介の激闘達人烈伝 (徳間文庫)

板垣恵介の激闘達人烈伝 (徳間文庫)

ケンカで50人に勝つ方法だとか、喉頭ガンを熱した針金で焼ききった人の話とか、いい意味でハッタリが効きまくってて最高。読み終えた頃には「日本には本物の達人がいるんだ!柳龍拳がまがい物だっただけだ!」と無責任に言い切れること受けあいである。