さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

『ゲームとプロレス』@新宿ロフトプラスワン

「ゲームとプロレス」っていうイベントに当日券で行ってました。詳細はこの辺を。

http://www.4gamer.net/news.php?url=/news/history/2007.03/20070305153537detail.html
http://www.4gamer.net/news.php?url=/news/history/2006.12/20061227204024detail.html
http://www.youtube.com/watch?v=Gsy3GoawcvM

とりあえず覚えてることで書けそうなことだけ書きます。
僕はファイプロ新作が出るたびにハード買い換えてたような人種だし、そのうえゲストは男色ディーノマッスル坂井だし、自分的にはドツボ。観客は100人ぐらいいたと思うけどさすがに女子が極端に少なかった。3人ぐらいかな。ていうか女子がゼロでもおかしくないイベントですよ。

前半は坂井&ディーノとともに、昔のゲームの画像やら映像やらを見ながら感想を言う感じ。この辺は省略。まあ「ブロッケンJr.でケンカになったよね」とかそういう定番から、「白いリングへ」(LLPW公認ゲーム)の話までいろいろ。

メインはゲストをオールドゲームの関係者を招いての、当時の裏話。
まずはファイプロ好きにはおなじみの須田剛一さん。
http://eg.nttpub.co.jp/news/20030116_04.html
http://eg.nttpub.co.jp/news/20030117_06.html
ここにもあるように、須田さんは94年に出た『ファイアープロレスリンスペシャル』で、シリーズ初のストーリーモードでシナリオ書いた人なんですけど、そのシナリオっていうのが「プロレスで世界チャンピオンになったあとにアルティメットでもトップになる(「完成された永田さんみたいなもんですよ!」って誰か言ってた)んだけど、エンディングでは虚しくなってピストル自殺する」っていう衝撃的なものなんですね。当時でも賛否両論。
これ書いた当時、須田さんは24、5才だったってのが驚きですよ。その年齢でプロレス団体のシナリオ書くみたいなもんですよ!
でも結末がなんでそんな悲しいものだったかっていうと、シナリオ書きながらラジオ(J-WAVE)聴いてたら、「カート・コバーンがピストル自殺した」っていうニュースが流れてきたので、まんまその影響なんだってさ。若い!
あとそのシナリオについて当時パソコン通信でも叩かれてたので、そこに本人降臨したらもっと叩かれてたとも言ってた。若い!
ちなみに須田さんは「日本各地のヤクザを倒してその土地のプロレスの興行権を手に入れるっていうゲームもやりたかった」って言ってた。それ、プロレスゲームじゃないよ!
須田さんは前田日明オタなので、「自分基準でパラメータ決めてた」というファイプロでも前田日明キャラを最強にしてたような人なんですけど、現在開発中の「No More Heroes」(開発担当のグラスホッパーマニファクチュアが須田さんの会社)っていうゲームでは、「主人公に12種類のスープレックスを使わせたい。前田が実際に使ってないものも含めて」と言っておりました。
http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=1506
実際にここで映像見たら、剣を持って敵を殺しまくってる中に、唐突にフルネルソンスープレックスが出てきて笑った。まあタイトルも「ヒーローズ」って入ってるし、いいんじゃないでしょうか。

あと名前は忘れてしまったけど、元ハドソンの社員で、スーパーファミコンの『最強 高田延彦』に関わってた人もゲスト。当時の鈴木健の名刺を客席に回してもらって見たりしました。ひどいイベントだ。
で、このゲームって発売直前に新日本とUインターの対抗戦があって、そこで高田は武藤に負けたので「何が最強だよ」って話になるじゃないですか。んで、実際にユーザーから苦情が来たりもしたんですって。
あと「最強」を謳ってると公正取引委員会から文句言われるかも、みたいな話も任天堂から言われたんだけど、「最強を目指して頑張ってるみたいな意味です」ってニュアンスでごまかしたらしい。プロレス的!
僕は就職サイトで校正やってたことあるんですけど、確かに「業界最高の実績です!」とか求人欄に書くと「根拠のない『最高』っていう表記はやめてください、書くなら資料を併記してください」って注意しなきゃいけなかったですからね、それと一緒なんでしょう。 そう考えると「最強」っていう根拠のない言葉をずっとキャッチフレーズにしてたUインターはあらためてすげえなあ。 いい時代でした。

あと、この元ハドソンの人がUインターで高田VSダン・スバーンを見たっていう話の流れだったと思うけど、マッスル坂井はスバーンと練習したことあるんだって。
確か「スマックガールの元になった、篠さんのやった女子の大会」って言ってたから多分『 L-1 』かな。そこにスバーンがいて(なんでだろうと思って調べたけど弟子がL-1出てたみたい)、そこにマッスル坂井は撮影班で行ってて、木村浩一郎高木三四郎に煽られてスパーしたんだってさ。当時は既に練習生でもあったみたい。
マッスル坂井VSスバーンって、それこそファイプロだろっていう。ファイプロネームでいえばマッシブ板井(EDITキャラ)VSダン・ダダーン。「バック取られただけでクリティカルでしょ」ってディーノに言われてた。

そんな濃い話をしてたら時間が足りなくて「人生プロレス」の話はほとんどなし。次回のイベントでやるとのことです。