さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

ママはテンパリスト(東村アキコ)

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

同じ作者の『ひまわりっ 健一レジェンド』が超好きなので(モーニングに載ってない週はガッカリする程度には楽しみにしてます)、東村先生に対する信頼だけで読んでみたら超おもしろかったです。
一応ジャンル的には「子育てエッセイ」ってことになるんだろうけど、役に立つ情報は一切なく、単純に「子供っておもしろい」というのを書いてるだけなので、親になったことのない僕でも楽しく読めました(まあ、単に子育てに関する情報は時代や書籍によって変わるからネット上の議論とかがすごいので故意にそういうことを書くのを避けてるというだけらしい)。
とにかく息子の「ごっちゃん」こと悟空君が自由すぎる。「こういう子いそうだな〜(笑)」っていう感じじゃなくて、「こんな子本当にいるの……?」って思わせてくれるのがすごい。
例えばごっちゃんが2歳になっても乳離れしないらしいんですが、おっぱいを既にエロい目線で見てて、そのしゃぶり付き方にママが引く、とかすごい。しかもみんなの前でおっぱい飲むのは恥ずかしいから、いったんクールに母を別の部屋に呼び出して、2人っきりになった瞬間に「ウヒョー」って感じで襲いかかってくるらしい。
その後も一度、乳離れしたかのように見せてから開き直っておっぱいを求めてきたときのセリフ、「やっぱ、ごっちゃん赤ちゃんだわ!」のとこも最高。ほんとにこう言ったらしい。なにこの赤子。
どこの家庭の乳幼児もこれぐらいキャラが立ってるのか、東村先生の描き方が突出してるのか、それともごっちゃんが逸材すぎるのかは僕には分かりませんがとにかく笑える。エッセイ漫画でもブログでも、共感するよりは「なんだこの人」って思える方が好きです。「あるある(笑)」より「ねーよ(笑)」ですよ!

おまけ:だいぶ前の記事ですが、東村先生の描いたPerfumeが可愛い。
http://ameblo.jp/higashimura/entry-10121154371.html

おまけ2:東村先生はちょっとリア・ディゾンぽいので意味が分からない。30代・子持ち・人前に出なくていい仕事なのになんだこれ。
http://ameblo.jp/higashimura/entry-10057161663.html
http://ameblo.jp/higashimura/entry-10057498915.html