さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

うわー。うわー。うわー。仮眠して起きたら夜8時半でしたっ。ここまで貯めておいてなんだこれは!!!!!
というわけで小川の試合しか見れなかったよっ。一番見たい試合ではあったのでテレビ的に小川がメインが助かった(実際の試合順は前半のトリ)。フジTVさん、W-1の時みたいに試合メインの中継を深夜枠でやってくれないかしら…。ニンジャVSハリトーノフをメインで。
とりあえず小川さん、勝って良かった。僕はガチよりプロレスが好きで、いま日本のプロレスでは闘龍門ぐらいしか熱くなれなかったんだけども、でも闘龍門に100%酔えないのは彼らが普通のあんちゃんだからという一点に尽きる。
プロレスはエンターテイメントだけど、例えば歴史あるNWAのベルトは、素人に喧嘩で負ける可能性のあるものはその腰に巻かせてもらえなかったと聞く。総合格闘技というルール内とはいえ、実力測定の場が公にできてしまって、そこでプロレスラーがコロコロ負けることによってプロレスファンも誇りを失って、色んなものを諦めていたところに小川直也ですよ!柔道世界一ですよ!暴走王ですよ!プロレスファンにとって、本当に本当に最後の砦!しかも対戦するのは、大衆にとっての強さの象徴をプロレスに取って代わられた(最近はそうでもないか)「K-1」のステファン・レコ
そのレコ相手に打撃で押して肩固めでタップアウト勝ち、これはもう完勝でしょう。しかも試合後のコメントが
「俺に言わせればパンチが当たったとか細かい話はしたくないんで、要はお客さんが見ておもしろけりゃ合格、おもしろくなけりゃ不合格。だから打撃とか技術的な質問には答えたくない。(闘ってみて相手は強かったか?)相手は強いのが出てくんだから。たまたま今日は俺が運が良かったんだから。そんなレベルでは話したくないんで。お客さんが喜んでくれれば、ハッスルしてくれればそれでいいんだよ」
そうだ、そうだよ!見てる中で分かる人間なんか一握りだし、プロレス見るのに技術論は要らないんだよ!プロレスは大衆娯楽だよ!
そしてハッスルに出場したプロレスラーであるジャイアント・シルバケビン・ランデルマンも激勝。“大巨人”シルバはUWF的なアームロックで力士を捻り上げ、“平成のジミー・スヌーカ”ランデルマンは“プロレスラー・ハンター”ミルコを殴り倒して“プロレスラー・ハンター・ハンター”に!言っておくがランデルマンの(プロレスの)師匠はあの“組長”藤原嘉明である。組長をセンセイと呼ぶランデルマンはすなわち“神様”カール・ゴッチの孫弟子であるし、準決勝ではヒョードルあたりからクルック・ヘッドシザーズでギブアップ勝ちし、「ジャパンのファンはあの技でも沸くから目が肥えてるよね」なんてコメントを残すのである。
ノゲイラもアントニオを名乗るだけあって、「相手の力を9引き出して10で仕留める」、猪木さんの風車の理論を体現し、元・アジアタッグ王者である横井に勝利。プロレスラーとしての格はノゲイラが上なのでこればっかりはしょうがないけど、横井のプロレスでの扱いはこれから上がるだろう。もう1人のハッスル出場者、コールマンに関してはまあ、おめえはそれでいいや。
 
見れなかった悔しさで途中からキチガイぽい文章になってしまったけども、判定がなかったみたい(みたい)だし、非常に良かったんじゃないでしょうか。前回のヘビー級GP開幕戦を思えば!あーしかし悔しい。