さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

hon-nin列伝 セキララなオンナたち

雑誌『hon-nin』での好評連載、吉田豪さんのhon-nin列伝が書籍化!

hon-nin列伝 セキララなオンナたち (本人本)

hon-nin列伝 セキララなオンナたち (本人本)

スーパー・インタビュアー吉田豪が聞き出す、トップ女性たちの赤裸々人生!!
「痛い目に遭っても、結局また信じちゃう(笑)」(荻野目慶子)
「ブログって日々の老いを刻んでることだったりも……」(中川翔子)
「シンプルだね。美味しいか美味しくないかだけ」(土屋アンナ)
「ザリガニは……美味しかったですよ!」(麻生久美子)
「私っていつも病気の最先端をいってるんですよね」(広田レオナ)

参考:hon-ninの麻生久美子さんインタビューが面白すぎる

どれを読んでも「普通の人生って素晴らしいな」って再認識せざるを得ない珠玉のインタビュー。
中でもこの書籍のための書き下ろし、広田レオナさんのインタビューが壮絶なのでちょっとだけ紹介しておきます。

広田「私が物心ついた頃は大富豪みたいな感じでしたね。女中さんが何人もいて、ものすごいゴージャスで贅沢な父親と母親と、身体が弱くて、外に出ればすぐ誘拐される私がいて。」
―――誘拐されたことあるんですか?
広田「もう何回も(あっさりと)。」
―――何回も!
広田「外に出るとイタズラされたり、誘拐されたりするタイプでしたね。」

広田「絨毯なんかも、私が万が一ベッドから落ちても怪我しないような深さで。襖とかもすべてレースで隠してるんですよ。だから異様な感じですよね。しかも、部屋にインコが何羽も飛んでました。」
―――部屋で放し飼いなんですか?
広田「はい。ときどき寝てる時に踏み殺してしまって。なぜか父親が顕微鏡と解剖セットを私に与えてたんで、小鳥が死ぬと解剖してました。」
―――うわ〜っ、猟奇的ですねえ!
広田「だから、今でも魚を捌くのすごくうまいですよ。私、バレリーナになってなかったら間違いなく天才外科医になってたと思いますね。」

(幼少期のトラウマのせいか旦那にも裸を見せたことがないし、生まれてから一度もデートをしたことがないという話で)
―――この前別れたっていう若い彼氏ともできなかったんですか?
広田「その人は、そういうことが大嫌いで。でも、生まれて初めて自転車で二ケツしたんですよ!私、それにたぶんやられたんだと思う。」

―――吹越(満)さんとの間で娘さんを産んだあともけっこう大変だったんですよね。
広田「そうですね、麻酔ミスで4年ちょっと寝たきりでした(あっさりと)。背中に床ずれも残ってて。・・・こうやって話してると、私の人生ってけっこう暗いですね。」

あとこの本にはまだ載ってないけど、hon-nin5号目の江頭2:50インタビューも必見。

hon-nin vol.05

hon-nin vol.05

これを読むと「自分にはまだ覚悟がないな」って思うこと必至。