さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

今週のキン肉マンII世 第481回 地獄の新タッグ結成!の巻

ネプチューンマンセイウチンvsウォーズマンマンモスマンがいまいち盛り上がらなかったんですけど(悪になったセイウチンに何の魅力もない!)、ここ3回ぐらいでやっと面白くなってきました。

なんだかんだあってウォーズマンがパロ・スペシャルでセイウチンをKO。
そこでセイウチンを「ガッカリさせやがって」と罵倒するネプチューンマンに対して、「がっかりさせているのはどっちだ?“晩節を汚す”とはこのことだ」「一度は正義超人として戦ってきたことのあるおまえならわかるだろう!“絆”の大切さを!」 と説教かますウォーズマン
焦って「オレに仮面を狩られた時のことをよもや忘れたわけではあるまい!」と喧嘩ボンバーを繰り出すネプに対しても「逆におまえの仮面を狩ってやるぜーっ」と威勢のいいウォーズマン!スグルも「無理だ!ネプチューンマンの喧嘩ボンバーの威力がいくらスゴくても今のウォーズマンの勢いは止められん!」 と断言。ウォーズマンに勢いがあるなんて珍しい!
ウォーズマンが強かったのは初代の最初だけで、中盤以降はずっとかませ犬で、ウォーズマンファンはずっとゆでたまごを恨めしく思ってきたわけですよ。しかし2世で急激に露出度が増え、タッグ編ではようやくリングに上がり、「ロボ超人なので歳を取らない」という設定も幸いして活躍。さらには最強説の根強いマンモスマンもパートナーに加え、ウォーズマンファンは20年分ぐらい溜まりに溜まった鬱憤がやっと……と思いきや、まさかのマンモスマンの裏切り!えーっ!ここまで伏線なし!

ウォーズマンがノリに乗って、キリリとキメ顔のところで唐突にクロスボンバーの光の線が出てきてロックオンされるっていう演出が秀逸すぎる。そしてウォーズマンを底辺から一度持ち上げてやっぱり落とすゆでたまごはマジで鬼。落差ひどすぎ。でもウォーズマンが「!?」っていう顔で汗を流してるのを見て「ウォーズマンはこうでなくちゃ…」って思ったのも事実…。「アワワ…」とか「ウギャアー キン肉マーン!」とか言ってた頃を思い出す…。

そんでクロスボンバーセイウチンがかばってくれたおかげで食らわなかった、今週は2人がかりでボコボコにされます。タイマーが切れて煙が噴き出してる上に、マンモスマンの鉄槌攻撃で頭のヘルメット部分がベコベコにヘコんでるのが悲壮感丸出し。やられてるウォーズマン、絵になるわー。
そしてこの「新星(ノア)・ヘル・イクスパンションズ」というインパクトのあるチームの結成で、試合前には「どっちが勝つのか読めないし、どっちが準決勝に残るのもちょっと弱いなー」と思ってたのが解消されてスッキリしたのはいいけど、

スグル「タッグチームがこんな風にパートナーを入れ替えて戦っていいものなのかーっ ルール違反じゃないかーっ!」
委員長「キン肉マンテリーマンよ おぬしたちこそ先の夢の超人タッグ戦で、完全にルールを守り通したといえるのかな?」
スグル「そ…それを言われたら… 返す言葉がない!」

というやりとりには本当に返す言葉がない。キン肉マン史上に残る正論。誰もがおかしいと思ってたことを自らネタにするゆでたまごズルいよ!無敵だよ!ちくしょー!