さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

M-1見てて思った

みんなM-1の実況やってるなあ。僕も以前は書いてたし、今はオフ喜利の時とかも完全に上から目線で偉そうなこと言いまくってるんで批判とかじゃなくて純粋に疑問なんですけども、人はなぜお笑いの解説をしたくなるんでしょうかね。音楽のこととかだと別にここまで総評論家現象とかいないのに不思議だ。

たとえばテレビでお笑い見てて、つまんない人がいたら「おれのほうがおもしろい」とか「知り合いのほうがおもしろい」と思う人は割といるんではないかと思うけども、プロのミュージシャン見て「自分のほうが」って思う人は少ない気がする。この辺は自分は音楽やってないんで分かりませんけども。とか言うとまるでお笑いならやってるみたいだなあ。あ、今ってみんな素人でも日常会話からボケ・ツッコミを意識した感じになってるので、お笑いはその延長上にある意識なのか。「あったら入りたい部活の1位は『お笑い部』」っていう話もその辺が関係してくる気がする。
お笑いでも落語とかの技術が必要なものだとこんな事態にならないわけだし。もちろん漫才とかだって技術が必要ですけども、「おれでもできる」感はやっぱりどうしてもあって、だからこそ日常会話に紛れ込んでるというか。なにが言いたいか分からなくなってきた。

あと上の話とは関係ないけど、はてなダイアリーでお笑いのことを書くときにはカテゴリ名に[お笑い]と書いてるんですけど、いまだにこの「お笑い」っていうネーミングがしっくりこない。客の反応に「お」をつけたらジャンル名ってそんなの他にないよなあ。でもカテゴリ名として「お笑い」以外になんてつければいいのか分からない。
「お笑いやってます」と「芸人やってます」と同じ意味だと思うけど、日記のカテゴリとして「芸人」って書くと違うしなあ。じゃあ「芸」だろうか、でもそれだともっと落語とかモノマネとか、さらに言えばジャグリングとか一発芸まで含まれる気がする。コント+漫才の総称って「お笑い」の他になんかないかしら。「コメディ」ともまた違うし。
あともっと関係ないけど「お相撲さん」って呼び名も特殊でおもしろいですよね。空手やってる人は「お空手さん」って言わないのに。あ、でも空手って職業じゃないか。