さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

今週のキン肉マンII世 第402回 2対1の闘い!の巻

今週は久々におもしろかったというか、ゆでイズムの真骨頂だったので感想を書きます。

5週ほどこのコーナー空けておりましたが、、ストーリー的には「ブロッケンJr.の右腕が切断されたことが未来にまで影響が出て、ジェイドはベルリンの赤い雨が使えなくなって弱体化」「スカーフェイス、コンプリートバルブに心を奪われ、ジェイドを見捨てて悪行超人化」ぐらいしか進んでないですよね。ジェイドが持ってる写真の中ではブロッケンJr.の腕が義手になってたんだけど、その義手がジョセフ・ジョースターみたいのではなくて完全にフック船長なので80年代ってどんだけ昔だよ…と思った。
ていうか過去が変わったせいで未来が変わるってのは分かるんですけど、バタフライエフェクトというか風が吹けば桶屋が儲かる理論というか、まあちょっとしたことが原因でいろんなことに影響が及んで未来が全然変わるということはありえるわけじゃないですか。極端な話、小石を蹴ったことが原因でそっからいろいろあって宇宙戦争が始まるとかそういう。
ブロッケンの右腕がなくなってるっていう一大事なのに、そもそもジェイドとブロッケンが顔合わせてるのに、未来に出た影響が「ジェイドにベル赤が伝授できなかった」のみ、って奇跡的過ぎる。ジェイドが弟子にならなかったどころかジェイドが生まれなかったぐらいの変化があってもいいはずなのに…。ていうかなぜ試合中に記憶が変わるんだ。あと今までは使えてたはず、ていう記憶は残ってるけど手刀が変化しないから技が使えない、という半端さもすごい。ゆでとタイムスリップの組み合わせは危険すぎる。

で、今週はマッドネスクマスクモードになったスカーがネプチンコンビ相手に大暴れ。こんだけ一方的な展開になるのは相手がかませ犬の時か、攻勢なほうがこのあと死ぬかのどっちかですよね。

そしてセイウチンをボコるスカーの姿を見て、ジェイドの脳裏に蘇った記憶。

パン屋にタダでパンをもらおうとして殴られているブロッケン(義手)、それを見ている幼少時代のジェイド。
現実のジェイド「この記憶は…一体!?」
回想のブロッケン「オレはご覧の通りの片腕だ しかし右腕がないなりに…オレにはそれを補ってあまりある強力な必殺技がある」
現実のジェイド「あ…あああ〜〜〜っ・・・」
煽り文【迷走するジェイドに、ブロッケンとの新たな記憶が!!】【次回、バトルは思わぬ方向へ急展開!】

ええー!?「新たな記憶」って!?またしても試合中に記憶が改ざん…!何でもありかよ…。こんなパワーアップの仕方は前代未聞すぎる。これがありならいきなり「ブロッケンが腕がないせいで編み出した足技が超強くて、ブロッケン一族は超人界のリーダーになった」とかそういう未来になっててもおかしくないわけですよ。「この記憶は…一体!?」って便利すぎる。このシリーズで何回も使われて欲しい。

前から歴史の改変はやってたけど、タイムスリップという道具を手に入れたことによっておおっぴらに歴史をいじっていいことに気づいてしまったゆで。これは怖い。