さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

先週の「たけしの誰でもピカソ」のお笑い居酒屋(ネタやったあとに居酒屋のセットで酒を飲みながらトーク)にドランクドラゴンが出ていて、面白かったので文字起こししてみた。別にはてな女子鈴木拓好きそうだからとか思ってないよ。ほんとうだよ。
文字起こしは下に書くとして、鈴木拓さんは色んな場所で「お笑いに興味無い」と言っていて、演技もヘタだしなんでコイツが売れてんだろうなあ、売れていいのかなあと思っていたのだけど、今回のこれを見て許せた感じ。もう笑うしかなかった。文字では全然伝わらないんですけども。人の話聞いてる間ずっと口が半開きなこととか。
ドランクドラゴンのネタを見ても、あと最近ビデオで見た東京ヌード(ドラドラ・おぎやはぎアルファルファのユニット)でも、彼を活かすのは本当に大変そう。それでも彼はネタ担当の人が一生懸命考えたのを言われたようにやるだけなんだろうけども。
まあ昔は嫌いだったけどもアリになってきたという話です。芸人としての評価とは違うところだし、このまま売れ続けるわけはないとは思ってますけども、でも見たら笑ってしまう感じ。ずるい。

文字起こし

渡辺満里奈ドランクドラゴンのお二人です」
久本雅美「はいお疲れ、どうぞー(2人に酒をつぎながら)」
ドランクドラゴン・鈴木「すいません」
ドランクドラゴン・塚地「え、本当に飲んじゃって…」
今田耕治「(2人を見て)近所の商店街の人やな、ほんま」
満里奈「見えるー」
久本「たけしさん、いかがだったですか」
たけし「…ヘヘヘッ(笑)」
今田「いやいや(笑)」
久本「あれ、かなり…」
たけし「いや、昔の職人さんのおじさんのこと思い出して、腹かかえて笑ってたんだけど、こういう人(鈴木)いるんだよ」
鈴木「あー」
たけし「ボケーっとしてる人なんだけど。口では文句言いたいけど、言えないから、黙ってやってた(酒を飲むしぐさ)んだけど、横のテーブルで見てると、あんな感じあんな感じみたいな。急なリアクションが上手いね」
今田「ああ、逆に(ツッコミ担当の)鈴木くんのほうが…」
久本「これ、ネタはどっちが?」
塚地「ネタはもう、僕が100パー考えて」
今田「鈴木君は全くお笑いに興味ない…」
久本「らしいなー、鈴木、興味ないんや、お笑いに?」
鈴木「あんまよく分かんないスよねー(困惑)」
塚地「今日も酒ずーっと持ってますからね」
今田「飲みたーてしゃあないみたいな。今日もだってあれでしょ?飲めるから来たんでしょ?」
鈴木「(笑)」
満里奈「なんか最近結婚されたそうで」
(「ご結婚おめでとう」のテロップと音楽)
今田「マジで?今いくつよ?」
鈴木「28歳ですね」
久本「奥さんは普通の人?」
鈴木「そうっすね、普通の、一般の方ですね」
満里奈「“方”」
今田「“方”?(笑)どこで知りおうたん?」
鈴木「中高…中学校と高校が同じで」
今田「分かるよ、言い直さんでも“中高”で分かるよ」
久本「そこまでアホちゃうよ」
塚地「(笑)」
鈴木「すいません、中高一緒で、それで」
久本「え、長い付き合いやん」
鈴木「や、でも高校卒業してから合コンで知り合ったんですよ」
久本「えー?」
鈴木「だからもう全然関係ない」
塚地「中高時代は面識なかったらしいんですよ」
今田「あ、なるほど学校は一緒やけども。そりゃビックリしたやろ、合コンで。同じ学校やん中学も高校も!って」
久本「それで盛りあがったんや」
鈴木「いや、もう全く知らなかったって言われてですね。“存在感がなかった”って」
久本「分かる気がするなー」
今田「そっからどれくらいで結婚したん?」
鈴木「それから・・・どれぐらい?(塚地に)」
塚地「なんで俺に聞くねん!自分のことやろ」
鈴木「7…年から…もうちょっと読んで8年ぐらい…」
今田「(笑)“読んで”ってなんやねん」
鈴木「サバを…」
今田「サバじゃないがな(笑)」
満里奈「えー、でも8年も付き合って」
鈴木「そうですね、8年ぐらい」
久本「なんていうか、メドがついたっていうか、養っていけそうやなあ、みたいな思いで(結婚を決めた)?」
鈴木「どーなんだだろうなぁ?」
今田「(笑)“どーなんだろうなぁ”って!」
久本「“だ”1個多い!」
塚地「お前はなんだ!」
鈴木「普通の馴れ初めで…」
今田「“馴れ初め”ではない」
鈴木「そうですね、なんか一緒にいて、なんかそういう感じで、ふぁ〜っと」
今田「分かれへんわ」
鈴木「なんかあやふやな感じなんですよね」
塚地「向こうに言われるがままらしいんですよ」
久本「じゃあ向こうからのプロポーズ?もう8年なんだからそろそろ結婚してよ、みたいな」
鈴木「そうですねー」
久本「なんか分かるー、イライラするもんな」
鈴木「ホントに、(奥さんの)口癖が“アンタといるとイライラするッ!!“ていう」
全員「(笑)」
鈴木「すげえなあ(なんで分かったの?というニュアンスで)」
今田「“すげえなあ”(笑)」
満里奈「怒られてばっかり?」
鈴木「そうですねー」
塚地「びっくりするのが、“笑ってみろ”って言われるんですって」
今田「奥さんに?」
塚地「ええ、で、笑ってみたら“それじゃ笑ってない!”ってずっと笑いの練習させられてんですよ」
今田「引っ張ってくれる人じゃないとあかんなー。コンビでも相方がネタ書いて“お前はこうせえ!”ってやってもらったほうが」
鈴木「そうですそうです、そうじゃないとやってけないですね」
久本「それ立派なダメ人間宣言や」
今田「お前も考えろ!言われたら困るもんな」
鈴木「あの、面白いことはホント全く思い浮かばないんですよ(真面目な顔で)」
今田「なんで(お笑いを)やってんねん!」
たけし「でもリアクションはワーワー言わなくても面白いもんな」
今田「そうですね、独特のキャラクターが」
久本「飄々としてるというか」
たけし「コンビとしての配置がいいよね。こっち(塚地)と同じぐらい小器用にやるタイプだったら笑いにならないかもな。ケンカして別れるかもしれない。ネタの潰し合いになって」
今田「(塚地に)隠れてたやつ見つけたなあ」
塚地「こんなんいない!って思いますね」
久本「せっかく今ドーンと(人気が)来てるんだから、やっぱり鈴木君とずっとやっていくわけでしょ」
塚地「んー、微妙ですね」
鈴木「ほら!これがやばいんですよー」
満里奈「本気で?」
塚地「違うんですよ、そう煽らないとやる気全然見せないんで」
今田「そうか、いつまでもやるっていったらホンマ安心してしまうな。そらそやで」
久本「でももしこの職業じゃなくなったら、ぶっちゃけた話、行くとこないんちゃうん?」
鈴木「そうですねー、行くとこないから………ひどいなあ」
全員「(笑)」
今田「ヘタな乗りツッコミ…」
たけし「(顔を伏せる)」
満里奈「ひどいなあ」