さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

今週のキン肉マン2世

先週は「セイウチンネプチューンマンが組んだ」という一言ですまされる展開だったのに、今週は珍しく話が進んだのであらすじ。

第324回 まだ見ぬパートナーは何処に!? の巻

セイウチンに去られ失意の万太郎。追いかけていくチェック・メイトバリアフリーマン&イリューヒンも「他の場所で練習させてもらう」と体育館を後にする。
時間超人の登場によって本来は協力し合わねばならない新世代正義超人の友情パワーのどんどん破壊されていく!」 悲嘆に暮れるジャクリーン。

場面は渋谷のゲームセンターへ。
「“究極のタッグ戦”エントリー期限までは残りわずか24時間。かくなる上はこの時代でパートナーを見つけるしかないんだぞ」
とミートに怒鳴りつける万太郎だが、ミートは超人大全を熟読中で反応がない。
「おまえが最初っからきちんとタッグを割り振りしてくれればこんなことにはならなかったんだ! そもそもおまえの参謀としての適正に問題があるんじゃないのか!?21世紀ミートの方がよっぽど良かったよ」
万太郎は凛子とジャクに叱られるも、ミートは
「いや、凛子さんにジャクリーン、確かにすべての責任は参謀たるボクにあります。 まさか一枚岩だったはずの新世代超人軍の絆がここまで瓦解するとは…万太郎さん、この通りです申し訳ございません」
頭を下げるミート。万太郎も決まりが悪そうに許す。

「…それでですね、万太郎さん!」
徹夜で超人大全を熟読していたミートは、本に興味深い記述を見つけたという。 それは万太郎のパートナーになるにふさわしい男に関する記述だった。

初代キン肉マンらが活躍した“第一次正義超人黄金時代(ベルエポック)”と、 万太郎たちが活躍する“第二次正義超人黄金時代”との間には、“正義の安息(ジャスティス・レスト)” と呼ばれる時代があった。 王位争奪サバイバルマッチに勝利した伝説超人たちによって地球支配を狙っていた多数の悪行超人たちは全て撲滅され、争いや戦ごとが無くなった。 その後20年に渡る平和な日々―“正義の安息”であったが、たった1日だけ悪行超人たちが集団で奇襲をかけた 事件があったのだ。地球に平和が訪れてから何年も経ち、伝説超人たちは全盛期を過ぎ、 その子供たちはまだ年端もいかぬこの時期、まさに悪行超人にとっては地球をわが物にするには絶好の攻め時。 のちにその1日の出来事は“残虐の雨の降った日”と呼ばれた。 その中でただ一人悪行超人たちに立ち向かい、その奇襲をほとんど誰にも気づかれることなく防いだ若き無名の正義超人がいた。もしも彼の存在がなければ、新世代超人の活躍を待たずして地球は悪行超人の支配下に置かれていたに違いない……。

1983年よりも未来に、こんな頼もしい超人が出現することになっているのだった。 そしてその超人は今の時代ならちょうど万太郎と同じか少し下くらいの年齢らしい。
「この人ならあなたの強力なタッグパートナーになるわ!この人を探し出すのよ!」

希望の光が見えてきたらトイレに行きたくなってしまった万太郎。 急いでゲーセンのトイレに駆け込む。 「彼」に関する超人大全の記述をさらに読み進めるミート。
「―悪夢の如き“残虐の雨”。この時、ただひとりで悪行超人を駆逐した伝説の男、その男の名は」…
「大変だミート〜ッ、トイレに紙がないんだ〜ッ」
仕方がないのでとっさにトイレットペーパー代わりの古雑誌をトイレの中に差し入れるミート。ちなみに古雑誌の誌名は「少年ジャンク」、表紙は「たたかえ!ジャンクマン」。
だがトイレのドアから手だけ差し出した万太郎は古雑誌ではなく超人大全のページを破って トイレットペーパー代わりにしてしまう。 破りとられていたのはちょうど「伝説の男、彼の名は」の続きの部分だった…。

場面は新宿へ。
ミートにまで愛想を尽かされてしまい凛子とジャクリーンと三人だけの万太郎。 この日はお祭をやっているらしく、周りには露店が出ている。
3人の目の前には“究極の超人タッグ前夜祭・人気超人バトルロイヤル”なるインチキ臭い見世物のテントが。アシュラマンの仮装をした男が呼び込みをしている。
入り口には「“闘将”レーメンマン」「“超人山脈”ザ・天むす」「“怒れる猛牛”ビーフマン」「“仮面の貴公子”ロビンマウス」 といったパチモノレスラーの写真。 インチキ臭そうだからもう行こうと言う女性陣を強引に引っ張って中に入る万太郎。
「ボクのパートナーについて何か手がかりがあるかもしれない!」
最後の1コマ、「伝説を作る男 ブタ肉マン」というキン肉マンとブタを掛け合わせたようなマスクのレスラーの写真がひときわ大きくクローズアップされて、来週に続く。

煽り文【次回、ついに万太郎のパートナー見つかるか!?】


「新世代がバラバラなのは時間超人あんまり関係ない」「ミートにまで悪態つくのは主人公としてどうか」「少年ジャンク」等、ゆでにマジレスしたい部分は多々ありますが、今週は裏歴史(いつもどおり後付け)のおかげで話が進みましたね。そして万太郎はまさかの新キャラとのタッグらしい。

で、最後のキング・トーンっぽい絵のブタ肉マンとやらの絵で「引き」でしたが、こいつは無視していいでしょう、多分。ゆで漫画の「引き」は次週にはなかったことになってるということも日常ですし。テリーマンの「ナツコ、俺はキン肉マンを殺す…!」とか。

そして次週、何が起こるかというと、これは間違いなく、
id:hurricanemixer:20040129
この通りの出来事がおきます。あ、画像消えてますね、すみません。あと場所がハワイじゃないですけど、パチモンレスラーがいる見世物小屋というシチュエーションといい、カメハメ関係者登場の必然性といい、これちょっと完璧じゃないですか?