さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

THE 有頂天ホテル

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僕の周りでは見た人全員が絶賛してたからハードル上がった状態で見たけど、それでもおもしろかったです。ていうか良くも悪くも「おもしろかった」とか「すげー」とか「ハッピー」以外の感想がない、みたいな感じ。

最初ドタバタしてたのがだんだん収束していく、いつもの三谷メソッドです。あれが好きな人は是非。僕は映画館で映画をほとんど見なくて*1、その理由のひとつに「集中力がなさすぎて2時間持たない」ていうのがあるんですが、そんな僕でも一度も時計を見ることすらなかったです。


役所広司の元奥さんの人がとても可愛らしくてずっと「かわいいわー、ああいう嫁が欲しいわー」と思いながら見てて、女優さんの名前が分からなかったので家に帰ってから調べたら、その原田美枝子さんは日本映画には欠かせないぐらいの人なのですね。無知ですみません。

というか僕は(特にバラエティに出ないタイプの)役者さんの名前を本当に知らなくて、佐藤浩市さんとかも顔は知ってるけど名前が出てこなかった。あと唐沢寿明さんは誰だか分かりませんでした。なんかもっと若い役者がやってんのかと思った。梶原善さんとかは普通に名前も覚えてんだけどなあ。

特に僕は麻生久美子さんの顔が本当に覚えられないんです。いまキャスト調べてて「あ、出てたんだ」て思ったぐらいなんだけど、わりと大きい役じゃないですか。「なんか見たことある顔だな、誰だっけ」すら思わなかった。なんなんだろ、ほんと。顔が薄い、とかそういう次元じゃない気がしてきた。完全に僕に非がある。

前に「Short Films」てDVDを見たとき、短編6本中の3本に麻生久美子さんが出てたのですけど、それが全部おなじ人ってことに気づかなかったりしたほどの筋金入りの麻生久美子の顔が覚えられない病なんですよ僕は。見るたびに毎回「この綺麗な人はどこの劇団から見つけてきたのかな」とか思ってる感じ。

人間の脳には「角回」という部分があって、そこが壊れると漢字だけが読めなくなって他の文字は読めるという不思議な現象が起こるらしいんですけど、それと同じように僕の脳は麻生久美子を司る器官が壊れてるんじゃないかと思う。

たぶん「僕の麻生久美子に関する記憶は80分しか持たないんだ・・・」とかそういう話ですよ。もし僕と麻生久美子さんがお付き合いすることになったら感動の物語のできあがり。

*1:この映画は劇中歌の作詞作曲が甲本ヒロトさんだというので見に行きました