よつばと!(あずまきよひこ)
『よつばと!』(あずまきよひこ)を5巻まで読みました。
「どうせキャラ萌え漫画だろ」っていう偏見しかなかったんですけど、ふいに読んでみたらめちゃめちゃおもしろかったです。おもしろいっていうか、幸せです。まあ普通に笑ったりもするけど、それ以上に読んでるときの多幸感がものすごい。メロメロです。
ちっちゃい女の子とその周囲の日常を描いてるだけのほのぼの漫画なんだけど、子供の言動の過剰なリアルさ・かわいらしさが絶妙。あと萌え絵の人かと思ってたんだけど背景の絵とかはすごく上手いのがびっくりしました。不勉強で申し訳ない。
花火をやった話の次の回で「昨日の花火の時に…」っていうセリフが出たりとか、日付がぜんぜん進まないんすよ。それがものすごく素敵。たぶん5巻までで1ヶ月ぐらいかな。よつばみたいに「日常を楽しむ天才」だったらそりゃあ1日が長いだろうし、毎日がイベントだから夏休みもなかなか終わりませんよね。よつばっていうか子供のころは誰でもそうなのかなあ…。海馬の話を思い出した。
たぶんこの漫画を読んで「ちょっとした日常」みたいな言い方する人は多いんじゃないかと思いますけど、幸せすぎて逆に悲しくなりますよこんなの。こんなキラキラした「ちょっとした日常」は無かったわー。あああ。
こないだ1歳9ヶ月の子と戯れる機会があったんですけども、見てるだけで飽きないんですよ。その子の親も「うちの子は天才」って言ってましたけど、その子に限らず子供はみんな天才だと思います。ああ、子供はみんな天才ってことは、僕の子供の頃を今の僕がみたらキラキラして見えるのかなあ。それはさすがにないか…。あああああ。
とにかく、子供がいる人は「よつばと」は読む必要ないんじゃないかなあ。僕はこの漫画を読んで「うちにもこんな子がいれば1日が長くなって楽しいだろうな」って思いました。気持ち悪いこと言いますけど、僕は今、子供がすごく欲しい。うおー。
このポスターの「いつでも今日が、いちばん楽しい日」ってこの漫画の良いところをきちんと表してますね。5巻で夏休みは終わっちゃったけども、秋は秋でよつばの「初めて」がたくさん見れるといいなあ。
- 作者: あずまきよひこ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/04/27
- メディア: コミック
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