さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

今週のキン肉マンII世 第366回 猫にマタタビ、オタクにアイドル!?の巻

いきなり関係ないこと言うけど、今週の『暁!男塾』に大豪院邪鬼の息子が出たことに自分でもびっくりするほどテンションが上がったので、こんなことでは今後も2世漫画にダマされ続けるんだろうな…と思いました。

今週のあらすじ
万太郎ピンチもカオス泳げないのでフォローに行けず。ジャクリーンが凛子に聖子ちゃんのコスプレをさせると、カオスやる気出してフォローに。しかし、プラモマンがミサイル発射でフォロー失敗、今度はカオスが棟梁の技を食らってしまう。

普通さー、理由付けがあって頑張ったら報われるじゃん。アイドルのコスプレていうひどいきっかけでも、そこは普通に救って逆転でいいじゃんよー。サブタイトルにまで使ってるんだし、この試合では重要な逆転かと思ったのに「だけどミサイルで撃たれてピンチ」ってひどいよ。ていうかこの回いらなかったじゃないか。読み飛ばしても気づかないよ、何も話が進んでないんだから。

こんだけ展開が遅いと、ひょっとしたらタッグ技が思いついてないから引き伸ばしてるのかな…とか妙な邪推をしてしまいますよ。今回で反撃開始、次回で新合体技披露でも良かったと思うんですが。マッスル・ドッキングがね、「ひょっとしたらこの技を描きたいが為にタッグ編を始めたんじゃ…」ていうぐらいに良い技だったから、同等かそれを超える合体技はなかなか思いつかないとは思うんですけどね。マッスルドッキングの何がすごいかって、相手2人同時にとどめをさすことができる点ですよ。これができるのは、他には地獄のコンビネーションと地獄のネジ回し、あとせいぜいレインボーブリッジ・スープレックスぐらいしかないんです、意外と。これ、他の連中はともかく主人公チームにとってはものすごく重要なんですよ。基本的には逆転ファイターだから敵1人に対して2人がかりでフィニッシュていうシチュエーションにはなりようがないし、2対1で1人倒してから「さあ、残るはお前だけだ!」では悪役だしで、どうしても2人同時に倒す必要があるわけです。

そこをクリアして、さらに今までの2大必殺技であるバスター+ドライバーの合体という「強そさ」。ドッキング初披露の際、見学者たちは驚きのあまり「こんなことが物理的に可能なのか…」という、「ゆでワールドにも物理の概念はあるんだな」という裏づけにもなる発言をしてますが、それぐらいのインパクトのある技であることも確か。だけど是非ともこれを超える合体技を生み出してほしいところ。
普通に考えれば、万太郎の2大オリジナルであるミレニアム+マッスルGでマッスル・コラボレーション(ゲームオリジナル技)のアレンジ版、とかなんだけども、こういう予想は意外と裏切るのがゆで御大である。