さよならテリー・ザ・キッド

おとなをからかっちゃいけないよ

芸人都市伝説「霊能者の見分け方」

今週の『やりすぎコージー』の後半は先週の「芸人都市伝説」の続き。僕は先週は見逃してんですけど、これは何回もやってる企画で、芸人がそれぞれ知ってる都市伝説を語るものです。まんまですね。

そこでダイノジ大谷が語った話が恐かったので、みなさんにおすそわけするために書きます。うろ覚えですけど。

「霊能者の見分け方」。目をつぶって集中して、頭の中で自分の実家をイメージしてください。そんでイメージの中で、玄関から入って、家の中の窓を全部開けてまわって、そのあと全部閉めてまわってください。それをイメージの中でやってる間、家の中で誰にも会わなかったらあなたには霊感がありません。家族や動物に会ったら、あなたは霊感がある、もしくは霊に取りつかれている可能性があります。

………というのをどこかで聞いた大谷がいろんな人にその話をしていたところ、ある女の子がこう言ったそうです。
「やってみたら知らないおじさんが出てきて、しかも足首をガッとつかまれて、何言ってるかよく分かんないんだけど、『オオッケ、オオッケ』(舌ったらずなで「オ」なのか「ア」なのか判断できない感じ)みたいなことを言ってる」と。
それは霊感がかなり強いのかもね、みたいな話をしてたら女の子の電話が鳴って、「親戚のおじさんが亡くなった」と。そして女の子がお葬式に行ってみると、案の定「あの」おじさんだった。びっくりした女の子は他の親戚に事情を話すと、「お前は小さい頃にバレエをやっていたろう?それを応援していたのがあのおじさんで、会ったことのないお前にシューズを送ったりもしてたんだよ。お前が踊るところを見たがっていたし、『オオッケ、オオッケ』というのは『踊って、踊って』と言ってるんじゃないのかねぇ…」。

お葬式が終わった夜、女の子は金縛りにあったそうです。そして夢の中には、あの光景とおじさんが。またしても「オオッケ、オオッケ」と足首をつかまれるも、一度見てるし、親戚の話からおじさんが何を言いたいかも理解できてたので、夢の中でもわりと落ち着いて「おじさん、私は小さい頃にバレエをやめたから、もう踊れないんだよ」と対処できたんだとか。しかしおじさんは足首を離さずに「オオッケ」と言ってくる。さっきも書いたけど、舌ったらずで「オ」なのか「ア」なのか分からないその声をよーく聞いてみると、あきらかに「踊って」とは言っておらず、「代わって、代わって」…つまり「=お前が代わりに死ね」と言っていて、そこで女の子が目を覚ますと捕まれた足首にはアザが残っていたそうです。